Wintab
Wintab (WinTab32.dll
) は、ワコムが作成したタブレット系デバイスと Windows で通信を行うための古い API です。 Windows 8 以前は、ワコム製・他社製問わずタブレットからの筆圧情報にアクセスするためのデファクトスタンダードでした。 Windows 8 からは、マイクロソフトが新しい公式 API ポインター API と Windows Ink を提供し始めました。
ときどき、この DLL を読み込む時にプログラムが固まってしまったり、読み込めても正しく動かないことがあります。ドライバーをインストールしたり、Windows を再起動することで解決することもあります。もしこれらを試しても治らない場合は、タブレット設定でポインター API を試し、それでも治らない場合「wintab32ライブラリのロード」を無効にしてください。編集 > 環境設定 > タブレット (または古いバージョンであれば 編集 > 環境設定 > 実験的機能 )から無効にできます。
Aseprite が起動しない
プログラムが起動さえしない場合、-disable-wintab
オプションを付けて起動を試すことができます。(Aseprite v1.2 以降)
"C:\Program Files\Aseprite\Aseprite.exe" -disable-wintab
これは、WinTab32.dll
のロードを無効にします。タブレットは正しく動かないかもしれませんが、少なくともマウスやトラックパッドで使うことができます。(繰り返しになりますが、Windows ポインタ APIも試してみてください。)
Steam
Steam 版の場合、Aseprite の起動オプションで -disable-wintab
オプションを指定できます。
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Steam ライブラリの Aseprite を右クリックし、プロパティを開きます。
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起動オプションボタンがあればクリックします。(訳注:最新版ではそのまま入力できるようになっています)
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-disable-wintab
オプションを記入し「OK」を押します。
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