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aseprite-docs-jp

非公式日本語版 Aseprite ドキュメント Unofficial Japanese version of Aseprite docs

タイルマップ

Aseprite v1.3 から、タイルマップタイルセット を作成できるようになりました。

タイルマップ とは?タイルマップは特別なレイヤーで、キャンバス上のグリッドセルが、タイルセット 中のタイル(という小さな画像)を参照します。新しいタイルマップは、メニューの レイヤー > 新規 > 新規タイルマップレイヤー または、スペース+Nキーで作成できます。

タイルセット とは?タイルセットは名前の通りタイルの集まりです。(まさにカラーパレットがカラーの集まりであるのと同じです。)それぞれのタイルはインデックスを持っていて、タイルマップの複数のグリッドセルから参照出来ます。

例:

Tilemap Example

インデックスカラーとの類似点

タイルマップとインデックスカラーの画像を比較してみましょう。

タイルマップ インデックスカラー
タイル:タイルマップレイヤーの複数の場所で利用出来る小さな画像 パレット内のカラー:インデックスカラーの画像の複数の場所で利用できる 1つの RGBA カラー
タイルセット:同じサイズのタイルの集まり パレット:RGBA カラーの集まり
タイルマップレイヤー:それぞれのピクセルがタイルセット内タイルのインデックスを持つ2次元画像。タイルマップは特定のタイルセットに関連付けされます。 インデックスカラーの画像:それぞれのピクセルがパレット内のカラーのインデックスを持つ2次元画像。
タイルインデックス:0 から N の値を取る(N はタイルセット内のタイルの数で、0 は空のタイル) パレットインデックス:0 から N-1 の値を取る(N はパレット内のカラーの数)

モード

タイルマップレイヤーを開いているときには、2つのモードがあります。これらのモードは スペース+タブで切り替えられます。

モード   説明
ピクセルを描く それぞれのタイルにピクセルを描き込みます。これによりタイルの内容が変更されます。これは通常のレイヤーを書き換えるのと似ています。
タイルを描く タイルを直接置いたり取得したりします。(タイルマップの情報を書き換えるだけで、タイルそのものの内容は変わりません)

タイルマップにピクセルを描くとき、タイルの内容を書き換えますが、この書き換えがタイル間でどのように扱われるかの3つのオプションがあります。

ピクセルを描く   説明
マニュアル Manual タイルの内容を書き換えますが、タイルセットの並び替えは行いません。すでにタイルの位置が決まったタイルセットを使用していて、その位置を変えたくない場合に便利です。スペース+1
自動 Auto タイルの内容を書き換えたときに新しいタイルを作成しようとします。(できなければ既存のタイルを再利用します。)そして、どのタイルマップからも参照されていない場合にはそのタイルを削除します。これがデフォルトのモードになっています。通常のレイヤーをシミュレーションしようとして、タイルセット全体を自動で調節するからです。スペース+2
重ねる Stack 既存のタイルの書き換えが終わるごとに、そのタイルを直接書き換えずに新しいタイルを作成します。そして、新しいタイルを重ねます。スペース+3

訳注:ここはまだうまく訳せていません。


SEE ALSO

カラーモード | レイヤー